JDBCとは: Java Database Connectivityの略で、Javaアプリケーションからデータベースを操作するためのAPIです。
目的: Javaプログラムとデータベース間の接続を標準化し、異なるデータベース間の差異を吸収します。
構成: JDBCはJavaプログラム、JDBC API、JDBCドライバ、データベースから構成されます。
ドライバの役割: JDBCドライバは、Javaアプリケーションとデータベースの間の通信を可能にします。
利点: DBMSに依存しない環境を提供し、既存のデータ資産を活用できます
JDBCの歴史
発表: JDBCは1996年2月に発表されました。
JDKへの統合: 1996年12月にリリースされたJDK 1.1にJDBC 1.x APIが含まれました。
進化: JDBC 2.0 APIは1998年にリリースされ、JDBC 3.0 APIはJava Community Processによって策定されました。
J2EEとの関係: JDBC 2.0 Optional Package APIはJ2EEの一部として規定されました。
JDBCの構成要素
JDBC API: アプリケーションとJDBCドライバマネージャとの接続インターフェイスを提供します。
JDBCドライバマネージャ: JDBCアーキテクチャの中核をなすモジュールで、JavaアプリケーションとJDBCドライバの接続を供給します。
JDBCドライバ: DBMSとの接続を提供するモジュールで、通常はDBMSベンダから提供されます。
JDBCドライバの種類
タイプ1: JDBC-ODBCブリッジ・ドライバ
タイプ2: ネイティブ・ブリッジ・ドライバ
タイプ3: ネット・プロトコル・ドライバ
タイプ4: ネイティブ・プロトコル・ドライバ
JDBCのメリット
DBMSに依存しない: JDBCはDBMSに依存しない環境を提供します。
高機能: 高機能で洗練されたメソッドが提供され、容易にプログラムを記述できます。
既存のデータ資産の利用: 主要なDBMSベンダからJDBCドライバが提供されているため、既存のデータ資産を加工することなく利用できます。
JDBCの使用例
JavaクラスやJavaBeans: 通常のJavaクラスやJavaBeansから利用可能です。
Javaアプリケーション: クライアントで動作するJavaアプリケーションで使用されます。
Webクライアント: Webブラウザで動作するJava Appletで使用されます。
ServletやJSP: Webコンテナで動作するServletやJSPで使用されます。
Session BeanやEntity Bean: EJBコンテナで動作するSession BeanやEntity Beanで使用されます。
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